その動きで出る、いつもの痛み。改善のヒントは自分自身です。
2014/09/24
最近、右股関節を痛めて再来院されているスポーツインストラクター(女性)を施術していた時の話です。
来院時の不調は、ほぼ改善してからこんなことをおっしゃっいました。
「実は私、こうすると脚の付け根がつまる感じがして痛みが出ます。それも随分と前からなんです。」で、やってみていただきました。
仰向けで寝た状態で両膝を立てます。
その立てた右足をそのまま外側に倒していくと、右足付け根が強張るとおっしゃいます。
何度か試しにその動きを繰り返してもらいました。すると脚だけの動きのはずなのに、骨盤が勝手に動いてます。それも脚を倒すにつれて右方向へスライドしていく動き。この骨盤の動きが右股関節に詰まった感覚を出していたんですね。
そこで、うつ伏せになってもらい調子の悪い方とは逆の左脚からアプローチしました。左足首を両手で持って、左脚から「軸」をしっかり通しました。時間にして1分くらいか。
で、同じ動きをもう一度してもらうと、右股関節に詰まりは無く、骨盤の右へスライドする動きも無くなりました。
ご本人もこれにはビックリ!
聞けば数年前からの症状で、以前は鍼を直接、右股関節の周りに打ってもらったりしていたそうです。梨状筋に問題があるという診断だったようです。
実際、梨状筋は硬くなっていましたが、それはあくまでも結果的にです。本来なら起こらない不自然な動き(骨盤の右方向へのスライド)に対応するために身体が作り出した硬さです。
ですからその不自然な動きを戻す必要がありますよね。それが左足からのアプローチでした。
具体的には、
骨盤が右にスライドしやすいことから右脚に荷重しやすくなっていた。
↓
逆に言うと左脚には荷重しにくくなっていた。
↓
だから左脚に荷重できるようにして、左右同じにした。簡単にいうとそんな感じです。
まとめます。
痛みを感じる場所が必ずしもその不調の原因ではありません。特定の動きで出てくるいつもの痛み、その改善策は自分の中にあります。
もし特定の動かし方で痛みや違和感が出るなら、今一度、その動かし方は本当に自分がしたいと思っていることを純粋に行えているのか?を確認しなおしてみてください。
その確認が上手くいくように「気」を送りまーす。
sainoworks
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