私のイタイ履歴書・其の六
2014/07/11
二十四節気:清明
七十二候 :鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)
前回からの続きです。
大学卒業しいよいよ治療家の修行が始まります。
勤め先は兵庫県西宮市に本院のある「宮川接骨院」。当時は分院が7,8院、スタッフは40人以上の活気あふれる人気の接骨院でした。
同時に国家資格を取るため勤めながら専門学校へ通っていました。大阪にある行岡整復専門学校。柔道整復師を育成する学校です。
長かった、背中の筋違い
初年度は大阪守口にある分院に配属。その院が入ってるビルにはスポーツクラブがありました。昼休みにはよく利用させていただいてたんです。その日もいつものようにマシントレーニングをしてました。
夏も近いことから、体をねじって腹斜筋を鍛えるマシンをしていた時のこと。何度もやって強度を上げてやるうちに、やってしまいました。
背中がバキッていった感じが・・・。これが痛いのなんの。前年にした交通事故なんて目じゃない!!こっちの方が痛かった。右の肩甲骨と背骨の間がめちゃくちゃに痛みました。筋肉の損傷だったのでしょう。
すぐに治療所に戻ってアイシング。どうにか痛みはごまかせました。痛めたらまず冷やすのが今の世の中常識となっています。この時も私はひたすらアイシングをしていました。今は別の見解なので改めてアイシングについて記事を書くことにします。
それから完治まで6~7年!?の時間が流れました。
その間調子の波はあるものの、背中が痛まない日は無し。ひどい時はジッとしてられない。右腕全体が怠くなり、しびれる。いつも腕を振りたくなる。そんな状態でした。
もちろん治療は受けながら仕事はしてました。しかし先輩にしょっちゅうお願いも出来ず、他のところへ通うにも診察時間帯は自分のところと同じだし・・・この間に色んな療法の勉強会に休日を使い参加するようになりました。
その当時、もがきまくった中で出会ったのが今も取り組んでいる治療法。BC TOTAL BALANCE SYSTEM(ビーシートータルバランスシステム)です。身体を局所だけでなく全体を診て改善させることで快方へ向かったのです。
交通事故の時、胸の強打で肋骨・胸骨・鎖骨の位置関係がおかしくなり、頭をぶつけてたことで首もおかしくなっていました。今にして思えば交通事故の影響で強い痛みが出たのと、治療の時の悪姿勢が影響して長らく治らなかったんやな。
痛みのピーク時は仰向けでまっすぐ寝れません。右肩の下に布団をはさみ、右半身を持ち上げる格好でないと寝れなかったんですねー。それだけ体が左にねじれた癖がついてたんです。
復活!!
この治療法と出会ってから始めて自分の身体と向き合いました。向き合った方法はBC独自のエクササイズです。実践していくうちに自分の現状を自分自身で感じ取ることが少しづつ出来るようになっていきました。
最初、現実を見てしまうと身体のあまりのお粗末さにかなり落ち込みました。しかし見れば見るほど、やることも明確になります。こうなるといつの間にか楽しくなってるんですね。続けていくうち、いつの間にか症状が改善されていたのです。
この改善までの流れを自分自身で経験できたことは治療家としてホントに良かった。
もしあなたが何らかの原因で体を痛めてしまった。なかなか治らない。何度も繰り返してしまうとしたら。
その改善のヒントは必ず自分の中にあります。そして誰にでもそれを見つけ、改善の方向にもっていくことは可能です。それは私が自信をもってお伝えできる部分です。一緒に探しましょう。
sainoworks
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