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その「楽」な体勢は、楽じゃない

      2018/04/10

いんちょーこと齋野です。今日も患者さんとの会話の中で出てきたことを思い出しながら書いていきます。


『私はこの体勢が一番楽なんですよねー』っておっしゃる方が割と多くおられます。見てると体が丸まってしんどそうに感じるのは僕の職業病でしょうか?(笑)。
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確かにご本人がおっしゃるように「楽」と言えば楽かもしれませんが、この姿勢を続けていると大抵どこかが痛くなるようです。本当に身体にとって「楽」ならばどこも痛くはならないはずで、体のどこかにムリがかかるから痛くなっていると考えた方が自然な気がします。



こういう座り方をしている方を観察してみると、骨盤を後ろに寝かせて、お尻の後ろの方に体重がかかっています。腰椎は丸く、胸椎も丸く、背中全体が丸みをおびていて、お顔は顎が上がって首・肩がすくんでおられます。本来人間は立っていても、座っていても背骨がS字のカーブを描いている状態が理想とされていますので、カーブが逆向きになったりする背中の丸い体勢は体を痛める元になりますね。



この様な背中の丸い姿勢が「楽」と感じられる方は体に癖が強くついていて、他の体勢が出来なくなっておられます。その崩れて背中の丸まった姿勢しか出来ず、違う座り方が出来ないので、その姿勢を「楽」と感じているんです。言い換えるとご自分の「真っすぐ」・「身体の中心」といった感覚に狂いが生じている。「身体の中心」と思って形作っていることと、本当の中心に誤差が生まれてしまっているということです。




座り直す時のポイントは床に足の裏をぺったり力みなくつけて、左右の坐骨の上に座るようにすると背骨のカーブを保ちやすくなります。椅子への腰かけ方は浅くても深くてもどちらでも結構です。坐骨に座りやすいポジションを選んでください。他に、どこかにぶら下がるなどして上半身を縦方向に伸ばしてみましょう。皿に座りやすくなると思います。



ホントに姿勢が良くなってくると今まで「楽」だと思っていた姿勢がたちまち辛いものに変わります。ホントに「楽な姿勢」って見た目もいいものです。

では、またここで。

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いんちょーSAINOWORKS
5才の頃から何かの「職人さん」になろうと思っていた私は、高校生の時のギックリ腰治療で受けた施術に感動し、治療家になりました。 自分がやらかしてきた数々のケガをクリアしていく過程で学んだこと。それは「痛みの出ている場所にだけ注目するのではなく、身体全体のバランスを整えることの大切さや、身体が持つ自然の摂理にのっとった動き方」などです。 試行錯誤しながら修業時代も含め17万人以上の方を診てきて、今ではハッキリ言う事ができます。「痛みはチャンス」です。今までやってきたことを見直す最良の機会です。私は「痛みの出る前より動ける体作り」をお手伝いしています。ブログを通じて誰かのお役に立てたら嬉しいです。

 - 体の姿勢, 腰・股関節痛, 身体の使い方, 首痛

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