「こんなことで身体ゆがむの?」と言われたこととは。
こんばんは。さいの整骨院・「いんちょー」こと齋野です。
身体が痛くてうちに来てくれる方の多くは、身体が偏った状態で来られます。その偏りが痛みの原因なのですが、意外なことが偏りをつくっている場合があります。それは感覚器もその一つです。簡単にいえば目、耳とか。左右同じように使えなければ身体を偏らせる原因となります。
今回は『目の使い方』について。
視力の左右差が大きかったり、視力の差は無くても、極端に使い方に差があると影響します。目にも「利き目」というものがあり、自然とそちら側でモノを見ようとします。
利き目を見る度合いが強ければ強いほど、自然と首を傾けてしまいます。右が効き目だとすると写真のように顔はやや左に向け、右に傾けるような状態です。その傾いた首を基準に全身で帳尻合わせをしますんで全体の色んな所に影響すると。
どうしても自分のしているつもりのことと実際やっている事には誤差が出るようです。
では利き目を知る方法を書きたいと思います。
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①指で輪を作ります。
②3~4メートルほど距離をとり目で見る対象物がその輪の中に納まるようにします。輪の中にすっぽり納まる大きさと距離がいいです。※対象物は何でもオッケー。
③輪の中の対象物をまずは両目を開けて見ます。
④手の位置、頭の位置は変えず、次に左目閉じて、右目で見ます。
⑤同様にして右目閉じて、左目で見ます。
⑥④、⑤の手順をした時にどちらかで輪から対象物が消える方があるはずです。消えなかった方が利き目ということになります。
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視力の差もないのに、左右の使い方が極端に違うのは偏りの原因になると書いたので一応利き目を変える練習法も書いておきますね。
輪の中に見えなかった方の目で、対象物を見える位置に輪を移動させその位置のまま、両目で見ようとして慣れてくると利き目との差が少なくなります。ただ慣れないと乗り物酔いの様に気持ち悪くなる方がいらっしゃいますのでご注意を。気をつけてお試しください。
そして目そのものにも、使い方でやっぱり偏りが出来てしまうんです。目玉の周りにある、動きをコントロールしている筋肉の一部が硬くなり目玉を楕円形にひずませてしまいます。目が歪むとでもいいましょうか。この状態は近視を進めます。これはスマホ、パソコンなどの発光体による直接光を見過ぎていることでなりやすくなるそうです。またそういうモノを見る時は寄り目気味になるのも要因の一つです。
対処法は?と言いますと
●直接触れられる筋肉ではないので、目と骨の境目をほぐしてみる。
●蒸しタオルなど目を温め、血行を良くする。
●皆様、ご存じ「指先追いかけ運動」をする。
などです。ここで「指先追いかけ運動」を御紹介します。
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①人差し指を立て右腕を真上に伸ばす。この時左手は顎を押えて、顔の動きを止める。
②右指先で大きな円や、三角、四角、アルファベットのzを書く。
③その動いている右指先を両目で追いかける。同じ図形の逆方向も同様のやり方でする。
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こんな感じです。局所の動きにも偏りがあるなら、全身と同じく「まんべんなく」使うようにすれば解消します。局所(目)は全体(全身)に影響し、その逆の全体も局所に影響します。
「目」も正しく使うことは、不調を防げだけじゃなく、運動能力の向上につながります。スマホやパソコン、などを長時間使われる方は一度ご自身をチェックしてみてくださいね。
では、またここで。
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