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身に覚えのない体の痛み・その原因とは・・

   

こんばんは。いんちょーこと齋野です。



この冬はインフルエンザが大流行りでしたね。うちでも連日インフルエンザによるキャンセルが頻発しておりました。だいたい3月ごろに収束すると言われているので、今はもう落ち着いたのかな?今日はインフルエンザにまつわる話を思い出したので参考になればと思い書いてみます。



以前1人の男子高校生が親御さんに連れられて当院に来られました。主訴は全身あちこちの痛み。本人に原因は分からないそうで、病院に行ったり整骨院に行ったりしたそうですが3週間ほどその状態がつづいているとのことでした。



体の状態を診ると、全身の筋肉が強烈にこわばってカッチカッチです。この筋肉の硬さでは体中痛いのも無理もありません。ラボセンサーで体の状態をチェックすると、どうも「風邪」の症状が関係しているようです。そのことを更に聞いていくと、痛みの原因もやはりそこにありました。



痛みが出る前、彼は高熱が出ました。病院の検査でインフルエンザだと分かったので、処方されたタミフルを飲んだそうです。すると夜に薬の副作用と言われている「異常行動」が出たので、ご家族が病院に連絡し、入院となりました。急に暴れたりするので危険を防止するため、ベッドに体を固定する「身体拘束」がおこなわれたそうです。
imagesこの身体拘束が今回の一番の痛みの要因だったと予想されます。



全身を固定されている彼は無意識の状態で全力を振り絞って拘束から逃れようと暴れます。それこそ火事場の馬鹿力ともいえる力を出したんだろうと思います。体を固定された状態で、なお且つ無意識状態で全力を振り絞ったことが筋肉や関節に負担をかけ痛みにつながったのだろうと思います。自分で自分の体に関節技をかけまくったようなもんですもんね。


他にも同じような要因で右肩が痛くなった男性もおられます。この方は全身麻酔を要する手術の後に「術後せん妄」の状態となり、危険を回避するために身体拘束を受けました。その時に体を固定されたまま、すごい力で暴れたので、自分の右肩に自分で関節技をかけたような状態になり負傷したようです。



これらのケースでは拘束から逃れようとするあまり、体の一部を自分で固めてテコの原理で固定装具から逃れようとします。そのため体の一部にとても動きの悪い硬い場所が出来てしまい、そこが痛みの原因となっていました。治療を受けても痛みがなかなか引かなかったのは、痛い場所と本当の原因となっている場所が違ったからと、無意識のもと馬鹿力で固めることと動かすことをし偏りが出来上がり全身のつながりが損なわれたからでしょうね。


本当の原因を取り除き、動きに全身のつながりを取り戻せるとすっかりよくなりますので、稀ではありますが似たような経験をされてる方のヒントになれば嬉しいです。

ではまたここで。

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いんちょーSAINOWORKS
5才の頃から何かの「職人さん」になろうと思っていた私は、高校生の時のギックリ腰治療で受けた施術に感動し、治療家になりました。 自分がやらかしてきた数々のケガをクリアしていく過程で学んだこと。それは「痛みの出ている場所にだけ注目するのではなく、身体全体のバランスを整えることの大切さや、身体が持つ自然の摂理にのっとった動き方」などです。 試行錯誤しながら修業時代も含め17万人以上の方を診てきて、今ではハッキリ言う事ができます。「痛みはチャンス」です。今までやってきたことを見直す最良の機会です。私は「痛みの出る前より動ける体作り」をお手伝いしています。ブログを通じて誰かのお役に立てたら嬉しいです。

 - 怪我を早く治すコツ, 身体のこと

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