バレリーナ 足の痛み①
こんにちは。さいの整骨院のいんちょーこと齋野です。
GWの今日は試合に出ている患者さんも沢山おられます。みんな、どうやったかなー?
私と真鍋先生は、当院で朝から患者さんを施術。赤ちゃん連れの産後の方やバレリーナ、ダンサー、陸上選手などなどバラエティに富んだメンバーにしっかり施術させていただきました。
今日はその中でもバレリーナの足の痛みについて書いていきますね。
その方は右の腰からお尻にかけての痛みと、右足の小ゆびに痛みがありました。ちょうど、ゆびの付け根の所です。(ちなみに「手のゆび」は「指」の漢字を、「足のゆび」は「趾」の漢字を使います。)
特に足の小ゆびの付け根の痛みが強いとのことでした。何もしてなくても違和感を感じるけど、つま先立ちになっても痛くはない。
でもトウシューズを履いてポアント(=バレエのつま先立ち)をすると、自然と右足だけが外に傾いていって、足の外側でしか立てなくなり小指が痛んでくるそうです。
そこでラボセンサーで体のバランスを測り、原因を突き止めていきます。
【足のゆびの痛みの原因は上半身にあった】
センサーの結果をみながら、触診もしてみると、患部には関節の極端な動きの悪さがありました。しかし根本的な原因はどうも上半身のようです。具体的には上半身が右に傾いたまま踊っていたようです。
上半身が傾いた状態が続くと、土台である脚は傾いたものを支えるために余計な力が必要になります。右に傾いた上半身を支えるために、右脚は自然と外側に力が入り、特に右足首の外側で体重を支える格好になっていたようです。それで右小ゆび付け根が痛くなっていたんですね。
今回の小ゆび付け根の痛みは関節炎と診断される場合が多く、テーピング固定をしてアイシングするのが一般的な処置です。しかしこのタイプの痛みの出方をしたものは、テーピングで関節を固定してもなかなか改善しにくいものです。いくらカチカチにテープで固めても、体重の乗せ方や、重心の位置が変わらなければきちんと処置しているのにずっと痛いなんてことになるのもよくある話です。
この方の場合、先ず無理な加重で狂ってしまった右足首の調整。そして骨盤周りを整え、肋骨の歪みを取って肩首周囲の調整をしました。今回のポイントは右に傾いた体幹に影響を与えていた右肩、そして左股関節。
施術後、体幹が安定し、まっすぐ立てるようになったら勝手に外に流れていっていた右脚も無駄な力が抜け、痛みもなくなったようです。やはり体幹が主役・手脚は脇役の関係性が大切ですね。
なかなか足の痛みが引かないなーという方は、手当てしているところとは別の所に本当の原因が隠れているかもしれません。気になる方はお気軽に相談してくださーい(^^)
では、またここで。
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