呼吸の浅い、深いは何が違う
2014/07/11
こんにちは。
兵庫県尼崎市・武庫之荘にある
さいの整骨院・いんちょうこと
齋野です。
二十四節気:春分
七十二候 :雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)
今日から春分です。
太陽が真東からのぼり、真西に沈む期間のこと。
この時期は昼と夜の長さが同じになります。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるようにやっと暖かくなっていきますね。
先日書いた肉離れの症状も出てきました。
こちらも皆様お気を付けくださいませ。
ふくらはぎや、太ももに違和感、感じてませんか?
そんな方は是非、背伸びと深呼吸をしてください。
きっとお役に立ちますので。
ところでその深呼吸はどなたもやったことがあると思います。
ラジオ体操にもありますしね。
でも人によって深呼吸は得意・不得意があるようです。
施術の際に患者さんの身体に触れていると呼吸が浅くなっているなと感じることもあります。またご自身で自覚されてて「私、深く息出来へんねん!」と言われる方もおられます。
呼吸の浅い、深いはどう違うのか?
呼吸が浅いとか、深いとか言いますが何が違うのでしょう?
当然空気の入る量は違いますが、それは結果的にです。
違う点は体の使い方です。
どこをメインにして体を動かし、呼吸してるか。
体の場所で言うと「胸」と「腹」のどちらがメインで動いているかです。
呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があります。
分けるとすればの浅い呼吸は胸式呼吸ほう。
で深い呼吸は腹式呼吸といえます。
胴体を一つの筒と見立てた時に上側の胸は筒の浅い位置、
下側の腹は筒の深い位置という解釈で浅い、深いと言われます。
では腹式呼吸と言うくらいだからお腹に空気が入っているのか?
これは入っていません。
体の中に空気の入る場所は「肺」だけです。
胸式・腹式それぞれの呼吸がどういうものかを少し説明しますね。
呼吸とは体の中にガスを出し入れすることですね。
吐くのが呼気。空気を吸うのが吸気。
吸い込んだ空気の入る場所が「肺」です。
これは肋骨に囲まれています。
その肺と肋骨は、肋骨の内側にある膜でつながっています。
息を吸い込む時、筋肉の働きで肋骨が外側に膨らみます。
すると内側で肋骨とくっついている肺も一緒に広げられ膨らみます。
この広がる力で肺の中が陰圧状態になり空気が入ってきます。
肋骨が膨らむことで肺に空気が入ってくるんですね。
肋骨を膨らませるのを胸周りの筋肉を使ってするのが胸式呼吸です。
肋骨を膨らませるのは胸周りの筋肉だけではありません。
肋骨の底に付いている横隔膜という筋肉もその働きをします。
横隔膜は元はドーム状の形をしています。
そして縮むと下へ下がり平らになります。
その時に胸周りの筋肉に膨らまされた肋骨は横隔膜の力でさらに膨らみます。
この横隔膜がしっかり下がった呼吸を腹式呼吸といいます。
横隔膜の動きが呼吸の浅い、深い決めるカギになります。
次は呼吸の深さが身体に与える影響について書いてみます。
sainoworks
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