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勝手に分析。長引く足関節捻挫・羽生結弦選手の場合

      2018/03/20

こんにちは。さいの整骨院いんちょーです。

パラリンピックが終わりました。今回の冬季オリンピック・パラリンピックは見どころが多くて盛り上がりましたねー。オリンピック好きの私は時差がないのが観戦には有り難かったです。

中でもオリンピック男子フィギア2連覇、羽生結弦選手が怪我をおしての偉業達成は素晴らしかったですね。しかしイタリア・ミラノで3月21日に開幕する世界選手権は欠場すると発表がありました。右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と伝えられている怪我ですが、元々は去年2017年11月9日の公開練習の場で痛めたものが長引いています。通常足首外側の靭帯で多く痛めるものは前距腓靭帯と言われるところで、軽ければ一般的には3週間程度で回復とされています。残念ながらこの怪我に関してはすでに4か月が経っていますがまだ完治していないようですね。

長引く要因は何なのか、写真を手掛かりに私が勝手に原因追求していきたいと思います。
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引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171113-00000090-spnannex-ent


まず「靭帯」って骨と骨を繋ぎ止めておく「紐」みたいなものです。それが足首をひねってしまった時に骨と骨の隙間が開き、靭帯が引っ張られて痛めてしまうのが靭帯損傷です。大きな力がかかり伸ばされた靭帯が時には切れることもあります(靱帯断裂)。

引用元:日本整形外科学会

引用元:日本整形外科学会



フィギア選手がジャンプして回転後着氷する時に足首にかかる負担は体重の6倍以上と言われています。50kg前半の羽生選手の右足首には、瞬間的に300kg以上の負荷がかかったことになりますので、4回転ジャンプの勢いで失敗していることを考えても更に大きな負担だということが想像されますね。今回の羽生選手の怪我の発表が、切れた時に使う「断裂」ではなく、「損傷」なので、ひどく靭帯や腱を伸ばし痛めてしまったということが考えられます。また腱を脱臼するケース(腓骨筋腱脱臼)がありますが、あのクラスの選手はよほどのこだわりがなければすぐに手術をすると予想されるのでそれもなさそうです。


私が施術の際、捻挫して足首の痛みが長引き治りにくくなっている方を注意してみるポイントは大きく2点。①負傷した足首そのものの状態(局所)②体全体と患部の関係性やバランス(全体像)です。

 

①負傷した足首そのものの状態
患部の腫れや、関節のゆるみ具合、腱や靭帯の損傷具合を先ず確かめます。その時関節のかみ合わせをチェックします。足首は28個の細かい骨が集まり、ひも状の靭帯で繋ぎ止められ形作られています。そこをひねった場合、靭帯や腱が切れなくとも骨の配列が狂ってしまい、関節のかみ合わせがおかしくなることがあります。かみ合わせの悪さが残っていると痛みや腫れがなかなか引かず、いつまでも痛いままということになります。この状態は本当によくみかけるのでじっくりチェックするポイントです。


②体全体と患部の関係性やバランス
体の全体がどのように動いているのかをみます。足首の靭帯の状態が良くなっていってたとしても、体のほかの部分からの影響で足に正しく真っすぐ荷重できない場合にも痛みが残ります。痛みの原因が患部にはなくて、体の他の部分に存在する方は沢山おられます。

 

引用元:スポーツ報知2017年11月9日

引用元:スポーツ報知2017年11月9日

転倒時の正面からの写真です。
右足を折りたたみ、右手を氷上に着き体を支え、首も大きく右に振られています。足首はもちろんですが体幹はよじれ、膝・股関節・腕・肩・首にも大きな衝撃が加わったことでしょう。私の勝手な推測では右股関節と右肩、首にかかった負担と胸郭に偏りが抜けきっておらず、全身のつながりが崩れ、右足首に正しく荷重することを邪魔しているのではないかなと思います。



通常、体のつながりが崩れると単純にパフォーマンスの質が落ちます。にもかかわらず痛みを抱え、連続金メダルというプレッシャーの中結果を出した羽生選手には尊敬の念しかありません。一日も早く万全の状態になって、体のどの場所も気にせず、心置きなく演技できるようにお祈りしてます。


なんなら僕お手伝いします。羽生選手いつでも言ってくださいよ(笑)

ではではまた

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いんちょーSAINOWORKS
5才の頃から何かの「職人さん」になろうと思っていた私は、高校生の時のギックリ腰治療で受けた施術に感動し、治療家になりました。 自分がやらかしてきた数々のケガをクリアしていく過程で学んだこと。それは「痛みの出ている場所にだけ注目するのではなく、身体全体のバランスを整えることの大切さや、身体が持つ自然の摂理にのっとった動き方」などです。 試行錯誤しながら修業時代も含め17万人以上の方を診てきて、今ではハッキリ言う事ができます。「痛みはチャンス」です。今までやってきたことを見直す最良の機会です。私は「痛みの出る前より動ける体作り」をお手伝いしています。ブログを通じて誰かのお役に立てたら嬉しいです。

 - いんちょーの考え・思い, 怪我を早く治すコツ, 試合・本番前のケガ, 足痛, 身体のこと

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